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  1. 諫早市議会 1991-03-01
    平成3年第2回(3月)定例会(第1日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 開会=午前十時一分 ◯議長(前田政喜君)[39頁]  これより、平成三年第二回諫早市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  佐々木恒正君より、本会期中病気療養中のため欠席の届け出が会議規則第二条の規定により提出をされております。  日程第一「会期決定の件」を議題といたします。  今期定例会の会期は、本日三月一日から三月十五日までの十五日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 2 ◯議長(前田政喜君)[39頁]  御異議なしと認めます。よって会期は十五日間と決定いたしました。  会期中の日程につきましては、お手元に日程表を配付しておりますので御了承を願います。  次に、日程第二「諸般の報告」について、市当局において報告事項がありましたら、この際発言を許します。 3 ◯商工部長(下釜重任君)[39頁]  御報告いたします。  皆様のお手元に、高カロリー化へ熱量変更することによる需要家への影響という資料を、三枚つづりでございますがお配りしております。その件について、概要を御説明いたします。  公益性のあるガス熱量の変更についてでございますが、九州ガス株式会社ではこのたび、国策でもありますところの液化天然ガス化へ転換する計画が進められております。  お手元の配付資料による工程並び手順で転換をし、現在四千五百キロカロリーのガスを一万五千キロカロリーに熱量を変更して、将来の需要見込みと長期安定供給を確保される計画でございます。  なお、市民の皆様には後日の市報に掲載し、お知らせすることといたします。さらに、九州ガス株式会社でも各家庭に数回にわたりチラシ等でお知らせをされる予定でございます。  以上でございます。 4 ◯議長(前田政喜君)[39頁]
     次に、日程第三「常任委員会継続調査の終結について」を議題といたします。  この際、議長から報告をいたします。  去る二年三月定例会において閉会中常任委員会の所管事項について、先進都市等の状況調査を付託いたしました案件につきましては、各常任委員会の委員長からいずれも調査を終了した旨の報告がありましたので、これをもって調査を終結いたします。御了承をお願いいたします。  次に、日程第四「平成三年度施政方針について」、市長より発言を求められております。 5 ◯市長(野田 あきら君)登壇[39頁]  本日、ここに平成三年三月定例市議会を招集しましたところ、議員の皆様には御健勝で御出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。  関係議案を上程するに当たり、平成三年度の施政方針を明らかにし、議員各位並びに市民の皆様に御理解と御協力をお願いいたしたいと存じます。  市長就任以来申し述べ実践してきた道は、昨年改定の「諫早市基本構想」に掲げられ、この上はこれを市政と市民の規範として、花の風土とあたたかい市民がみずからを支え合って、「田園文化交流都市」を熟成するよう歩み続けねばなりません。  さて、社会体制の対立から対話と協調への移行、経済改革と自由貿易の世界的均衡是正に加えて、資源の開発と消費が宇宙環境に影響する課題が採り上げられ、好ましい安全と平和の社会風潮と考えていた矢先に、残念にも湾岸戦争が突発し、日本の内外情勢は一見平穏無事ながら、まことに厳しく、将来的に、より複雑不透明と熟視しています。  また、全国的な好景気、求人難現象、刺激的な地価高騰の経済と地方見直しの時代にあって、人口減少の進む長崎県の中で、交通と企業活動が有利と見られる、県央地域が一段と脚光を浴び、諫早市が県勢振興の拠点と各界で考えられつつあることに、大きく喜びと責任を感じます。  その理由は、周辺地域と諫早市が計画的かつ年次的に協調して、成熟したとき輝かしい未来が出ますが、受け継いだ豊かな風土を理解しない力が主導し、開発利用する場合は、随所にドーナツ現象や地域特性を活用してきたものと違和する歪みが生じ、殊に農山地等を未利用の観点から手放してしまう傾向に流れるときは、地価上昇と乱開発が加速化して健康な未来はなく、かえって治水等の環境問題も生じると予測し、今こそ市民総結集の岐路と案じる気持ちがあるからであります。  このように希望と不安が交叉する現況と条件の中にあって、本市が新たな五十年の歴史創造に向けて、この十年間に地力を出し具体的目標と方策を定め、市民皆様が「自覚」、「自立」、「自助」の意識改革と行動を興し、市と市議会が一体となって、勇気と見識で啓発先導する責務も大切と存じます。  このような判断のもとに、新時代の礎づくり役と考え、任期最終年度を迎える私としては、先手で歩む時代適応の市役所づくりと気風刷新をさらに求め、確かな調査分析に基づき計画的で体系的な市政方策の採用と調整予算の執行を基本に、おもねることなく市民の意向や要望も心掛け、頼りになる不変の事務体制を今後に確立したいと念じています。  以上に即して、平成三年度を「次代の礎(いしづえ)をつくる年」と位置づけ、議会制民主政治の理念から当初予算案等を編成しました。  編成方針と新しい費目による予算計上の内容等は、送付の議案書、予算書、説明書その他の提出資料等により御理解いただけると存じますので、私からは主要な事案の処理方針について説明を申し上げます。   第一 市民の安全とうるおいのまち  (1) 基本計画等の策定  「田園文化交流都市」実現のためには、五つのまちづくりの指針を事業項目別に体系化する基本計画の策定が大切であり、加えて土地利用計画地域振興基本計画と併せ見直し、新たな周知の「市勢総合振興計画」として執行するため、その作業の多半を、平成三年度中に了したいと考えています。  県と共同し策定中の「地域生涯学習振興基本構想」は、本市のまちづくりを施設的かつ活動的に集約する骨格と考えています。  その他の既に調査、計画または実施中の諸事業は、国及び県等の補助支援制度等を選択して、時代に遅れないよう先行させ、今後基本計画に組み入れ、実現化する性格のものであります。  これらすべてを平成三年から四年にかけて取捨選択し、本市の礎となるよう努力中で大きな責任もあり、「健康で明るい生涯学習とうるおいの市民公園づくり」が私の担任する期間の執行目標と考え、今後は歴代が継続性ある具体的な担任目標と責任を持って励み、究極の都市像に到達することが大切と自覚自戒しています。  (2) 干拓等防災事業の推進  諫早湾干拓事業は一部計画変更に対する国、県の取り組みも順調で、市町とも協議調整中であり、ほぼ予定どおり事業進捗するものと考えますが、県と漁協との転業対策が本年度末で終了となるため、地元市として感謝を表しつつ一年間の延長を働きかけ、基金事業の存続は有望と考えております。  また、本明川ダム建設調査も関係者の治山治水に対する深い御理解をもとに、国直轄事業として進展するものと感謝しておりますが、市も独自の調査資料蒐集を行い、種々にわたる地元意見を関係先に率直に述べて、不安と痛みを持つ地元地権者等の気持ちにできる限り対処してまいる所存であります。  更に小栗川等の河川改修事業調査及び大村湾市域分の環境調査を、県と一体となり建設的に対策化する事業分担金も計上しており、今後は環境の健康化から各地域の環境安全と防災対策に更に一歩踏み込みたいと考えております。  (3) 生活関連環境の改善  市民生活を営む上で最も基本となるものは、基本構想に掲げるまちづくりの指針のうち、「安全で快適な暮らし」であると考えます。  このため環境の健康も提唱し水退治作戦とも申して湛浸水防除事業の強力な実施、生活道路、通学道路、排水路、下水道、交通安全施設の整備及び施設灯の設置等安全で明るいまちづくり施策を、予算も増額して計画的に実施しています。  しかし、各地区住民から見た生活環境面の部分改修を促進してほしいとの各種要望も強いので、新年度から地区生活関連の道路、水路等の改修予算を別枠として、思い切って多額計上し、消防施設の強化策とともに今後三年程度は継続化して、要望解消に努めたいと考えます。  (4) 市民公園等の整備  開発計画とあわせ、うるおいの環境整備のため、都市公園整備辻づくり事業等を年次的に推進していますか、由緒ある各地域を選定し、都市計画区域にこだわらない市民公園化策の中に、生涯学習にも資する市域の四方八方を一巡する「十二支公園」調査事業を今回研究具体化することにしました。  小ケ倉地域の市民公園整備計画白木峰高原地域整備事業等などとともに、都市公園、風致地区等を含め条例化を予定する市民公園構想を定着させ、在任中に「うるおいの市民公園都市」の大きな目標をほぼ組成させておきたいと考えています。   第二 温故知新の教育と文化情緒の実践  (1) 特色ある諫早学の推進  まちづくりは人づくりであり、その育成人材を魅力ある次代の諫早興し役として確保することが肝要で、地方教育行政の原点もそこにあると存じます。  幼児教育、学校教育、学術技能の習得、成人大学、美術工芸の振興、スポーツ体力の向上など、住む諫早人の特色ある学習活動を、年代的に実践させるための方策を、本年度中に見直し体系化したい考えであります。それは基本構想の「のびやかに躍動するまちづくり」を目標とする市教育計画の樹立であり、教育問題検討委員会設置等により種々建策を受け、できるものから実現化を図って参る所存であります。  また、文化は教育で生まれず、生涯において学習精進するものであり、文化情報の活発な刺激ある交流があって向上すると考えます。教育委員会所掌の文化部門を文化財保護や日本子どもふるさと継承事業など、学術芸術的な文化の伝承と開拓し匠とする専門的分野の事業に限定し、市民のまつりやイベント、公共施設の文化化事業や国際的な文化情報交流事業等は市長部局に所掌させて、今後文化の質と量の拡大を都市像に恥じぬよう啓発誘発する所存であります。  (2) 学校教育等の見直し  今ほど教育の在り方が懸念されているときはなく、驚くような事件の発生に家庭も学校でも、そしてPTAでも対症療法的手法に終始し、その責任が奈辺にあるかを追求し切れない感が率直にします。  このため、市教育委員会の方針を尊重しつつも、学校現場と家庭が相乗して、地域に根差し個性を伸ばす義務教育の実践が行われるように、教具教材等から通学バス、文化スポーツ活動と学校給食の問題に至るまでの在り方を、保護者負担軽減問題も含め年度内に見直し、年次的に改善対処したいと存じます。  来年四月移転開校予定であります御館山小学校は、地域への開放と学校交流活動を促進する施設として、計画調整も終え、補助事業のもとに工事も進捗しており、次の改築校問題を検討したいと思っております。  なお、学校区問題についても市勢総合振興計画の重要な問題として、広い見地から定着させるよう審議会の改組も考えたいと存じています。  (3) 図書館等文芸施設の検討  図書館等文芸施設の建設問題は、運設候補地用地を限定して、図書館等文芸施設計画調査検討委員会を二月に設置し、基本的な市の考え方を示して、十七名委員による専門的な検討をお願いしており、その結論建議から市整備計画を策定し、具体的に対処したいと存じています。他事業とカラミも出ますが、市制五十五周年記念事業として進展できればとも、考えています。   第三 魅力ある市街再開発と地域基盤の整備  (1) 市街再開発の進捗  特色ある市街地の形成は、本市命運の多半を握ると考えますが、諫早駅周辺地区再生計画南部土地区画整理事業は、地元説明を精力的に展開中であり、また、中心商店街区の商業近代化計画も研究が進められており、各地元の動向を見守りながら、必要な時点で市としての形成上の助言、誘導または決断が必要であり、各事業とも熟成部から部分的に事例開発に着手する手法が早期整備に資すると存じて、地元意向も予測し適時適切な対応を考えていきます。  また、平成三年度末には、新長崎刑務所への移転が完了の予定であり、市施行の関連事業も着実に進め、跡地利用計画案を関係先等と内々に打診検討してまいりたいと存じています。  (2) 西部地域開発計画  第三セクターの株式会社「県央企画」の主導のもとに、実施会社である「長崎県央開発」株式会社が陣容を整えて、環境調査、用地買収など事業進展を図るものと期待しております。  補助事業である地域開発促進住宅供給事業公共公益的部門を受け持つ本市としては、大きな新しいまちづくりであると認識して、民活事業の特質を損なわぬよう相談役の立場で発言介入し、責任担当者も置き用買事務や所要の施策も調整し取り入れさせたいと考えています。  (3) 地域基盤の整備  魅力ある地域の活性化は、その基盤となる人と社会資本の充実であります。幸いにして本市は第二次産業と第三次産業は着実な伸びを示していますが、第一次産業は、まことに厳しい状況に据え置かれています。  従来から農林水産業の生産基盤の積極的な整備と中核農家認定等の施策も実験させて、魅力ある農業経営に挑戦していますが、新しい特産物創出や産地の形成に至っていません。  この上は農村集落の温かい住環境等を多角的に活用する「中山間地域農村活性化総合整備事業」や「農村生活環境改善事業」等の計画化など、諫早興しの総合計画化の中で若い世代の導入定着化策も研究して、各種の補助制度を取り入れ、新しい基盤形成を図りたいと存じています。また、「新農産品開発実験モデル事業」や「公共給食物資供給直販研究事業」等の市単独事業も拡大して、消費市場を確保する営農を奨励するとともに基金も設け農協漁協等とともに、新しい魅力ある地域産業活力化に懸命に取り組んでいく所存であります。  なお、白木峰コスモス高原整備事業、記念の森整備事業及び干拓の里づくり事業は、近代営農方式のモデル的な試みでもあると考え、それぞれ魅力を持たせて早期に整備し経営させる所要の経費も計上し、他所でも英知をしぼりたいと考えております。  また、均衡ある市域の発展には道路の整備が肝要と考えます。  周辺より中心に至る外環的または内環的な基幹道路の形成促進を従来から方針として、国及び県の管轄する道路の拡幅改良についても強く要望し、その見込みが出ても用地買収等で進捗しない場合もあっています。  これからは、地元の明白な自覚自立と実体的な協力を前提に優先順位も付し、地区基盤の整備や活力化計画もせねば停滞すると考え、議員各位の御理解と御協力を切にお願いしておきたいと存じます。  その他の建設事業等については、有喜川改修と市単独ミニダムを検討中のほかは省略します。   第四 高齢者と弱者へのおもいやり  (1) 諫早市の高齢者人口は、一二・二%と全国平均とほぼ同程度であり、その人口は加速して増加すると予測されていますが、これへの対応と福祉行政の充実は、予算の二〇%に及ぶ各種の公的支出と地域で助け合う姿づくりが必要と考え、市は支え合う地域ケアを基本にして社会保障に努めます。  そのため「地域老人福祉システム開発育成事業」に取り組むとともに、成人病予防対策家庭奉仕員派遣制度などの拡充を企図しつつ、健康長寿のまちづくり計画を含め有喜福祉の村拡充と北の福祉の里計画を推進して参りたいと存じます。  また、競争社会においてすべての弱者救済は、公的に果たすべき領域と社会参加復帰への責務があり、今後は福祉の在り方によってあたたかく住みよい社会が保持できると認識して、自立更生を起点とする健康福祉施策を体系化したいと考えています。  なお、社会福祉協議会等の機能連携化と児童保育のあり方も検討せねばならぬ課題であると考えています。   第五 健康な環境と景観の美化  (1) 廃棄物対策  ごみの減量化、再利用化を目指した、ごみ処理見直し計画を、平成二年度に策定し実験中であり、平成四年度からはこの計画をもとに全市的なごみ処理基本計画を策定し、市民皆様の理解と協力のもとに取り組むこととしております。  その手始めとして、「ごみ減量化実験事業」として家庭用焼却炉のモニター配付及び婦人会が行う牛乳パックの回収支援措置と学校給食用のものについても再検討することといたしています。  また、合併浄化槽の設置と環境測定事業も強化して、現下の交通輻湊、都市生活化または開発状況に応じる健康で明るい生活環境を保全する美しい景観を含む諸施策を検討し実施したいと考えています。  (2) 下水道等整備  下水道終末処理施設は二月起工を行ったところでありますが、下水道計画区域の見直しによる各種の下水処理事業の採用を企図して、市総合下水処理計画を樹立し、人口集中地区以外は、農村集落排水事業等の活用を検討し、早期かつ財政負担軽減もねらった方途への方向転換をしたいと存じています。  加えて申し上げますが、県央広域圏組合と保健環境一部事務組合とによって、し尿を含む廃棄物等の広域的問題を検討する委員会も設置されたので、この委員会による処理計画案も市として十分留意してまいる所存であります。   第六 地場産業と消費の活力化  (1) 人材不足への対応  大型企業の進出は、喜ぶべきことではありますが、反面若年労働者の都会志向もあって、地元企業での人手不足を招いています。このため公共職業安定所、商工会議所等と連携し、本市独自の求人対策を進め、更に永続的な人材確保計画が必要と痛感し、中小企業者向けの快適な職場福利環境施設整備のための「職場環境整備資金融資事業」をとりあえず創設することとしています。  また、いさはやコンピュータ・カレッジ卒業生市内県内就職内定も順調に確保され、建設中の株式会社「長崎ソフトウェアセンター」も七月活動開始の予定でありますので、ナガサキBVL計画の着手等によって先端ソフト部門は、一応軌道に乗ったと考え、パブリックデザインの研究等もあり、今後本市で必要となる技術技能の人材育成確保計画を熟考しています。  また、最近の若者志向に合わせたレクリエーションなどの余暇分野の創出も生涯学習として考えねばならず、西部開発計画や第二工業団地形成計画と併せて検討し、さらに本市企業就職者の五割以上の居住を促す「若い働く者たちの本籍住宅」提供事業等も、民活事業を加味して促進するものと考えています。  (2) 地場産業の活性化  地場企業を取り巻く経営環境は、ニーズの多様化、技術の革新、物流情報の高速多頻化等もあって大きな転換期にあり、経営基盤の強化、技術技能力の向上及び多角経営手法等と、専門店街連合化や異業種交流による連帯能力化が緊急課題であります。  市の制度資金融資制度を継続し、中小企業の経営安定化に資することとしていますが、大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律は、今国会において規制緩和措置が講じられると聞き及んでおり、さらに周辺市町へ大型店舗の進出も取りざたされております。  この取り巻く厳しい環境の変化と道路交通事情が改善される十年先を見通して、本市商圏にプラス要因とする近代化計画の実現を期待して、待ちの姿から商圏に売り出す意識改革と勇気を関係者に求め、一角でも立ち上がるかと警鐘を鳴らす気持ちで市街再開発の項で申しましたとおり、公共施設等移転案を提案したところであり、今は先導の外はないと存じています。  (3) 産品の地元消費  産業の活性化を進める上で、地元人材の起用と生産地域での産品消費利用拡大が重要であると、身土不二の理念で考えております。  このため、全産業的に生産する産物の付加価値を高めて産品とし、直売できる商圏市場を開拓し、野菜花卉、米麦、酒類、菓子類、ウナギ、魚などの食品加工と販売部門と立地企業関連の製品と原材料生産部門を研究開発する地場企業の起業化運動を関係者により促進させる方策を講じたいと考えています。  以上、今後の市政執行方針について在任七年に照らし総括して所信を申し述べましたが、今後の事業は各項目とも互換性が強く各部局の新規政策的なものも調整が必要でありますので、財源を保留し、新機構によって六月以降にその熟度と処理能力を考査して新市議会に提案する考えを持ち、主に継続事業及び年次的に調査計画し実施可能なものを当初予算に計上としております。  当初予算の規模は、一般会計で二百十六億六千三百二十万円、特別会計で百三十九億五千九百九十二万四千円、合わせて普通会計合計三百五十六億二千三百十二万四千円となり、変則的な国家予算の成立した平成二年度と比較しますと、一般会計で一四・一%(前年六月現計とは七・九%)の増加、特別会計で三・九%の伸びとなっております。  一般会計を性質別に申し上げますと、義務的経費は構成の四六・二%、前年度対比で二・二%の減(金額で八・九%増)、消費的経費は構成の一八・五%、前年度対比で二・三%の減(金額で一・三%の増)、投資的経費は、構成の二五・二%、前年度対比で五・一%の増(金額で四三・一%の増)、その他積立金、投資出資、貸付金及び繰出金は、構成の一〇・一%、前年度対比で〇・六%の減(金額で七・九%の増)となっており、普通建設継続事業増加の予算と考え、今後は国及び県の直轄事業の採用、補助事業の採択を折衝して、申し上げた方針に従い、できる限りの施策も進展させたいと考えています。  また、これを賄います財源の主なものは、市税が八十六億一千九百九十八万円で、全体の三九・八%、前年度に対して五・〇%の増、地方交付税は、三十七億五千八百万円で、全体の一七・三%、前年度に対し二三・五%の増加を見込み計上、国庫支出金は、二十七億七千四百三十四万円で、全体の一二・七%となり、前年度に対し二七・〇%の増、市債は、十四億六千二百四十九万円で、全体の六・八%であり、前年度に対し三億六千百九十九万円の三二・九%の増となっております。  市債の増は、御館山小学校改築事業費、干拓の里づくり事業費公営住宅事業費白木峰高原地域整備事業費によるものであり、今後の予算計上額を約三十五億程度と見込み、その財源等の確保についても、職員一体の事務改善と新体制により、健全財政を堅持してまいる所存であります。  特別会計につきましては、それぞれ所要の経費を計上いたしておりますが、私からの説明は省略いたします。  次に、平成二年度補正予算でありますが、一般会計分で、新しいいさはや地場産業の活力化と起業化を促進するための積立運用基金への初年度積立分等及び明許繰越が主な内容で、六億四千六百七十八万四千円の補正額となり、本年度も健全財政により前年度同程度の黒字収支と考え、他は省略いたします。  予算以外の主な議案について御説明いたします。  議案第四号は、政令改正に伴う市営住宅の収入基準等の改正とともに、本野地区に建設計画中の市営住宅二十四戸のうち完工十二戸分を五月一日から供用開始しようとするもの、議案第五号、議案第六号及び議案第十三号は、それぞれ、いさはや産業の活性化を図るための基金、と畜場事業の特別会計の年度間の財源を調整するための基金、県立総合運動公園のリフレッシュ計画に合わせ新しい市体育館改築等を企図して、まず基金を積み立てするなどの基金設置条例、議案第七号は福祉医療費の支給対象に三歳未満の幼児の入院医療費を含めようとするもの、議案第九号は(仮称)長田ふれあい広場が三月中に完成するので、構造改善センターも含めて「長田いこいの広場」として四月一日から供用を開始し、あわせて既存の公民館施設を利用実態に合わせ公の集会施設として今後市長部局により多目的に管理しようと改正するもの、議案第十号は長田いこいの広場に併設した長田出張所の位置を変更するもの、議案第十一号は公的年金の受給にかかわる現況証明手数料の無料化を主目的として条例の全部改正を行うものなどであります。  なお、あたたかく美しいまちづくり推進条例案及び附属的な諮問機関の審議会、委員会等の統合整理案は、若干調整を要する事務と各部局執行体制の定着が先ずと考え、六月定例議会への提案としましたので御了承をいただきたいと存じます。  また、従来から交流を続けてきた中国福建省しょう州市長から四月中の来訪招請と、友好交流都市盟約を協議締結したい旨の意向が示されているので、市議会議長などにも御同行を願って、友好都市とする場合は調印し、六月市議会で批准承認を得たいと考えておりますので、特に御了承を得ておきたいと存じます。  当初に申し上げ御理解を得ておきたいものとして、平和都市宣言案及び若干の議案が追加提案の予定であります。  山積する当面の課題を解決し乗り切るためには、今後とも多くの関係機関に要望を重ね、逃げることなく、為せば成るの心境で私と職員も全力を尽くしますが、何とぞ、政治力を結集するため議員各位並びに市民皆様方の深い御理解と御協力を切に賜りますよう、お願い申し上げる次第でございます。  各議案につきましては、各担当部長等から補足説明をいたさせますので、何とぞ、十分なる御審議を賜りますようお願いを申し上げ、私からの施政方針の説明を終わります。(降壇) 6 ◯議長(前田政喜君)[47頁]
     次に、日程第五議案第三号から日程第三十四議案第三十二号までの三十議案を一括議題といたします。  提案理由につきまして、各議案ごとに市当局の説明を求めます。  まず、議案第三号。 7 ◯建設部長(伊藤秀敏君)[47頁]  議案第三号「市道路線の認定について」御説明を申し上げます。  道路法第八条第一項の規定に基づきまして、市道路線の認定をお願いしようとするものでございます。市道につきましては、現在八百六十六路線、延長にいたしますと五百四十三・六キロメートルでございます。今回認定をお願いするのは八路線、延長にいたしますと四千二百六十七メートル、合わせますと八百七十四路線、延長で五百四十七キロ八百六十七メートルになります。  それでは、次のページをお開き願いたいと思います。  認定番号八百六十七号から八百七十号までは、都市計画法に基づく開発行為により整備され、市に帰属したものでございます。  次に、認定番号八百七十一号、道祖ノ元線は、黒崎町の主要道路である市道二百四号本村黒崎線と市道四百八十七号黒崎新川良線を結ぶ路線でございます。  次に、認定番号八百七十二号から八百七十四号までは、湯野尾地区の東部と西部を連絡する路線でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 8 ◯議長(前田政喜君)[47頁]  次に、議案第四号。 9 ◯建設部長(伊藤秀敏君)[47頁]  議案第四号「諫早市営住宅条例の一部を改正する条例」につきまして御説明を申し上げます。  本案は、公営住宅法施行令の一部を改正する政令が平成三年一月二十二日公布されたことに伴い、市営住宅の入居資格としての収入基準、割り増し賃料の徴収の対象となる入居者の収入基準及び住宅明け渡し請求の対象となる入居者の収入基準を改正し、あわせて本野住宅一戸建て十二戸を設置したいので、この条例案を提出するものでございます。  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 10 ◯議長(前田政喜君)[48頁]  次に、議案第五号。 11 ◯農林水産部長(末松広行君)[48頁]  議案第五号「いさはや産業活性化推進基金の設置、管理及び処分に関する条例」について御説明申し上げます。  本件は、本市基本構想に掲げられております、産業に活力あふれるまちづくりを推進するため、新たに基金を設置し、これから生ずる利子、または原資の取り崩しにより効果的な施策を推進するための条例を制定しようとするものでございます。  それでは、内容を御説明させていただきます。  第一条は、基金の設置についてでございます。  本市は、産業に活力あふれるまちづくりを推進するため、いさはや産業活性化推進基金(以下「基金」という。)を設置するとなっております。  第二条は、積み立てについてでございます。  本年度の積み立てにつきましては、補正予算で二億円をお願いしたいと考えております。  第三条は、管理についてでございます。  第四条は、利子の処理についてでございます。  第五条は、基金の処分でございます。  基金の目的のために活用する以外の処分は、できないこととなっております。  第六条は、必要事項の委任についてでございます。  附則として、この条例は、公布の日から施行することとしております。  以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 12 ◯議長(前田政喜君)[48頁]  次に、議案第六号。 13 ◯農林水産部長(末松広行君)[48頁]  議案第六号「諫早市と畜場事業財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例」について御説明申し上げます。  本件は、と畜場施設の整備費などに充てる財源を確保し、と畜場事業の健全な運営を確保するための基金を設置するための条例を制定しようとするものでございます。  それでは、内容について御説明申し上げます。  第一条は、設置についてでございます。  第二条は、積立についてでございます。  と畜場事業特別会計の剰余金、基金から生ずる利子その他予算に定める積立金を積み立てることとしております。本年度におきましては、千五百六十四万円の剰余金を補正予算において計上し、積み立てたいと考えております。  第三条は、管理についてでございます。  第四条は、処分についてでございます。  第五条は、委任についてでございます。  附則といたしまして、施行期日についての定めと、諫早市営企業基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止の二点を定めております。  以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 14 ◯議長(前田政喜君)[49頁]  次に、議案第七号。 15 ◯福祉部次長(西山和彦君)[49頁]  それでは、議案第七号「諫早市福祉医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明を申し上げます。  まず、提案の理由でございますが、従来の福祉医療費の支給対象者に加え、満一歳から満三歳に満たない幼児の入院にかかる保健医療費の自己負担金の一部を新たに支給対象として、家族の経済的負担の軽減を図りたいので、この条例案を提出するものでございます。  それでは、本文でございますが、諫早市福祉医療費の支給に関する条例の一部を次のように改正しようとするものでございます。  まず、第一条でございますが、これは目的でございます。この条文に、幼児を加えようとしようとするものでございます。  第二条といたしまして、これは定義でございますが、第三項に幼児とは満一歳から満三歳に満たない者をいうというを加え、第四項以下を一項ずつ繰り下げようとするものでございます。  第三条といたしまして、これは支給対象者でございますが、第一項に幼児を加えようとするものでございます。  第四条といたしまして、これは支給でございますが、第一項第二号に幼児を加え、第五条で、これは支給の制限でございますが、第二号に幼児を加えようとするものでございます。  附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行し、ただし、第四条及び第五条の改正規定は、平成三年の四月一日から施行し、適用を改正後の諫早市福祉医療費の支給に関する条例第四条及び第五条の規定は、平成三年四月一日以後の診療にかかる医療費から適用をしようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが、よろしく御審議を賜りたいと思います。 16 ◯議長(前田政喜君)[49頁]  次に、議案第八号。 17 ◯総務部長(西山 守君)[49頁]  議案第八号「諫早市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」について御説明申し上げます。  本案は、諫早市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正を、さきの十二月議会において可決され、平成三年四月七日から施行することになっておりますが、今回、労働基準法第三十二条第一項の労働時間などにかかわる暫定措置に関する政令の一部を改正する政令が公布されましたので、それに伴いまして職員の一週間の勤務時間の最高限を改めたいので、この条例案を提出した次第でございます。  それでは、改正内容について御説明申し上げます。  第二条第一項は、諫早市職員の一週間の勤務時間の最高限四十六時間を四十四時間に改めようとするものでございます。  以上、簡単でございますが、説明を終わります。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 18 ◯議長(前田政喜君)[50頁]  次に、議案第九号。 19 ◯総務部長(西山 守君)[50頁]  議案第九号「諫早市ふれあい広場条例の一部を改正する条例」について御説明申し上げます。  本案は、仮称長田ふれあい広場が平成三年三月中に完成することから、長田構造改善センターも含めて長田いこいの広場として平成三年四月一日から供用開始いたしますが、あわせてこれと同一の目的を持つ既存の公民館施設をふれあい施設として、より多くの市民に活用していただくとともに、一体的に管理することが効率的と考え所要の改正を行い、これらの条例に関する規定を整備したいので、この条例案を提出するものでございます。  初めに、題名を諫早市ふれあい広場条例から諫早市ふれあい施設条例に改めようとするものです。したがいまして、第一条もそのように改めようとするものでございます。  第二条は、新設された長田いこいの広場と既存の公民館、諫早市民センター以下の施設を追加しようとするものでございます。  第三条は、見出しの専用使用を専用に改め、第一項を別表の施設名ごとに区別して、必要があれば施設の一部、または全部を専用させるように改めようとするものでございます。  第四条使用料は、使用料徴収表の範囲内の額で徴収するようにしていたものを、この条例で別表に定めた使用料を徴収するように改めようとするものでございます。  第四条の二、使用料の減免。  第五条の二、専用許可の制限を新たに加え、第五条中、広場をふれあい施設に改めようとするものでございます。  第九条は、広場の施設などをふれあい施設の建物または附属設備などに改め、第十条、利便施設の使用を新たに加えております。  これは、長田いこいの広場内に利便施設、食堂を設置しておりますので、その使用を規定しようとするものでございます。  第十条を新たに加えましたので、第十条を第十一条に、第十一条を第十二条に改め、条文の整備をしようとするものでございます。  次に、別表一は、各施設ごとの一時間当たりの使用料をこのように改め、別表二は、利便施設の一平米当たりの使用料を新たに定めようとするものでございます。  附則といたしまして、この条例は平成三年四月一日から施行しようとするもので、第三項は教育機関としての長田公民館の位置を長田出張所内に変更し、なお公民館の施設に関する規定を削除するものでございます。  以上で説明を終わりますが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 20 ◯議長(前田政喜君)[50頁]  次に、議案第十号。 21 ◯総務部長(西山 守君)[50頁]  議案第十号「諫早市役所出張所設置条例の一部を改正する条例」について御説明申し上げます。  本案は御承知のとおり、長田出張所の建設に伴い、位置を変更したいので、この条例案を提出するものでございます。  改正内容について御説明申し上げますが、長田出張所、諫早市長田町二千六百三番地を、諫早市長田町二千三百九十四番地二に改めるものでございます。  附則として、この条例は、公布の日から施行するものでございます。  以上、簡単でございますが、説明を終わります。よろしく御審議のほどをお願いいたします。 22 ◯議長(前田政喜君)[51頁]  ここで、しばらく休憩いたします。                 休憩=午前十一時                 再開=午前十一時十二分 23 ◯議長(前田政喜君)[51頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  議案の説明を求めます。
     次に、議案第十一号。 24 ◯総務部長(西山 守君)[51頁]  議案第十一号「諫早市手数料条例の全部を改正する条例」について御説明申し上げます。  公的年金の受給にかかる現況証明手数料を免除することを主目的として、あわせて条文の整備を行うものでございます。  それでは、内容について御説明申し上げます。  第一条は、この条例の趣旨を定めたものでございます。  第二条は、手数料を徴収する事務の種類ごとに、手数料計算の単位及び手数料の額を明確に定めたものでございまして、手数料の額につきましては現行と変わっておりません。  第三条は、手数料計算の単位が前条により与えるものについて定めたものでございます。  第四条は、手数料徴収の時期などについて規定したものでございます。  第五条は、手数料の免除規定でございますが、このうち第四号及び第五号につきましては、公的年金または保険などの給付を受ける場合などにおいて、法律で必要となる戸籍に関する証明、またはこれにかわる現況証明などの手数料を免除しようとするものでございます。この条例は、平成三年四月一日から施行するものでございます。  以上が条例の主な内容でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 25 ◯議長(前田政喜君)[51頁]  次に、議案第十二号。 26 ◯教育長(山口利男君)[51頁]  議案第十二号「諫早市立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例」について御説明をいたします。  今回の改正は、私立幼稚園保育料の現状と公立幼稚園保育料経費の上昇等を考慮し、諫早市立幼稚園の保育料を改正しようとするものでございます。  本市には、私立幼稚園が七園ございまして、その保育料は月額平均一万三百円となっております。それから、基準財政需要額の算定に見込まれる公立幼稚園の保育料の単価は、月額四千七百円となっております。これらを考慮しまして、諫早市立幼稚園の保育料の現行四千四百円を四千七百円に改正しようとするものでございます。  附則といたしまして、この条例は、平成三年四月一日から施行しようとするものでございます。  以上で議案第十二号の御説明を終わります。どうぞよろしく御審議をお願いいたします。 27 ◯議長(前田政喜君)[52頁]  続きまして、議案第十三号。 28 ◯教育長(山口利男君)[52頁]  議案第十三号「諫早市新体育館等建設基金の設置、管理及び処分に関する条例」について御説明申し上げます。  本条例は、本市の体育、スポーツの振興に資するため、諫早市新体育館等建設基金を設置しようとするものでございます。  条例の内容でございますが、第一条で、基金の設置は新しい体育館等を建設するため設置するものでございます。  第二条は、積み立てでございますが、寄附金、基金の利子、その他の予算に定める積立金をこれに充てようとするものでございます。  第三条は、管理でございます。  第四条は、処分でございますが、第一条に規定する新体育館等の建設基金に充てる場合に限り、その全部または一部を処分することができるということでございます。  附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行しようとするものでございます。  以上で議案第十三号の説明を終わりますが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 29 ◯議長(前田政喜君)[52頁]  次に、議案第十四号。 30 ◯企画財政部長(浦山 弘君)[52頁]  議案第十四号を御説明する前に、字句の訂正方をお願い申し上げます。  お手数でございますけども、補正予算の二十七ページ、二十八ページをお開き願います。二十七ページ、二十八ページ、恐れ入ります。  六款一項二目農業総務費の右側、説明欄、一番上でございますけども、いさはや産業活力化推進基金積立金の中の、活力化を活性化に御訂正方をお願い申し上げます。  それでは、議案第十四号「平成二年度諫早市一般会計補正予算(第九号)」について御説明申し上げます。  平成二年度諫早市の一般会計補正予算(第九号)は、次に定めるところによる。  第一条で歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ六億四千六百七十八万四千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ二百五十三億四千三百九十五万七千円とするものでございます。  歳入歳出の内容及び第二条繰越明許費、第三条債務負担行為の補正、第四条地方債の補正につきましては、それぞれ別表で御説明いたします。  第五条一時借入金の補正でございますが、従来から市債の借り入れ時期及び国庫補助金等の収入時期と、各事業費の支払い時期とのずれが生じているわけでございますが、このずれを一時借入金によって、支払いに支障がないように調整しているものでございます。  予算規模の拡大に伴いまして、支払いが集中する三月後半から四月にかけまして、一時的ではありますが、現在の二十億円の最高額では支払いに不足を生ずることも考えられますので、今回、十億円を追加して、一時借入金の最高額を三十億円にしようとするものでございます。  次に、六ページをお開き願います。  第二表繰越明許費でございますが、六款一項干拓の里づくり事業一億七千八百万円は、国等が行っている土木工事から搬出される捨て土によって造成を行ってまいりましたが、計画よりおくれること及び計画している排水対策特別事業との調整が必要となったこと。  八款二項中島橋改修事業拡幅工事委託料八百万五千円は、関連工事である県施行の福田川小規模河川整備事業の工程がおくれたこと、同じ項の遊歩広場整備事業六千二十五万四千円は、高城橋整備工事について国が行っております本明川応急対策工事と同時期施行になり、橋台及び橋脚工事の着手がおくれたこと。  八款五項上平田小栗線緊急地方道路整備事業八千四百三十万円は、用地買収について地権者から代替地の要望等があり不測の日数を要したこと、同じ項の本明川右岸第三号雨水幹線都市下水道整備事業一千一百五十万円は、鉄道横断工事の際に当初予測できなかった転石と岩盤が露出し、除去作業に不測の日数を要したこと。  八款七項(仮称)緑が丘団地公営住宅建設事業一千百十九万円は、建物基礎工事の際の転石、湧水等の処理作業に不測の日数を要したこと。以上のような、それぞれの理由によりまして年度内完成が困難になりましたので、翌年度へ繰り越そうとするものでございます。  次に、七ページをお開き願います。  第三表債務負担行為の補正でございますが、中核認定農家育成資金利子補給金二百六十二万八千円は、中核認定農家が資金を借り入れ経営規模拡大、新作目の導入促進を図った場合、償還利子の一部を助成するものでございます。  次の園芸一千億施設化推進資金利子補給金五十二万九千円は、昭和六十二年度から行っておりますが、今回の補正は平成二年度の借り入れ農家に対する利子の一部助成でございます。  次の市営土地改良区画整理事業三千三十万円は、事業の早期着工を図るため、国の債務負担行為の内示に伴い、天神、中通地区ほか一カ所を追加するものでございます。  次に変更でございますが、まず市営土地改良区画整理事業資金借入金償還補助金、補正前九千四百七十八万六千円、補正後一億十三万一千円、五百三十四万五千円増は、川床、長野地区ほか三地区の事業費の確定及び借り入れ利率の引き上げに伴う変更でございます。  次のはしご付き消防ポンプ車購入負担金、補正前九千四十二万円、補正後七千六百五十八万一千円、一千三百八十三万七千円の減は、県央組合諫早消防署に配置いたしたものでございますが、借り入れ利率減による減額と、期間を二年延長しようとするものでございます。  次に、八ページをお開き願います。  第四表地方債補正その一の追加でございますが、これは県営事業であります法月ため池整備事業の負担分を財源として計上したものでございます。  次、九ページをお開き願います。  第四表地方債補正その二の変更でございますが、現在、県営事業として進められております、小野、小豆崎、長田、三地区の湛水防除の平成二年度の事業費確定に伴い若干の事業費増となり、これにあわせて市負担金の増額分の財源として変更するものでございます。  次に、歳入歳出の内容につきましては別冊、平成二年度三月補正予算説明資料で御説明いたしますので、資料の一ページをお開き願います。広い方でございます。この広い方でございます。  平成二年度一般会計三月補正予算は、退職金の追加分及び国、県補助事業の精算、決算状況見込みによる各種積立金及び土地開発基金で取得した土地の買い戻しなどについて計上いたしました。補正予算の総額は、先ほど申し上げたとおりでございますが、平成元年度、昨年度の三月現計予算二百八億八千九百八十六万五千円と比較いたしますと、四十四億五千四百九万二千円、二一・三%の増となっております。  次に、二ページをお開き願います。  二款総務費から、主なものを順次御説明させていただきます。  まず、二款総務費、目欄の上から五番目でございますが、交通安全対策費の地方バス路線維持費補助は、生活路線の維持費として補助するものでございます。  次に、その下の諸費の固定資産税誤謬課税補償金は、同姓同名や行政間での事務不突合等によりまして、誤謬課税を行っていた十二名の方に対しおわびを申し上げ、お返ししようとするものでございます。地方税法では、還付金の消滅事項は五カ年間となっております。しかし、その原因が市側にあるということで、民法第七百二十四条の消滅事項の二十カ年間を適用し、五年間は還付金で、十五カ年間は補償金でお返ししようとするものでございます。  なお、今回の補正額は利子相当の七・三%を含めたものでございます。  次に、四款衛生費の保健環境衛生費の墓園事業特別会計繰出金の減額でございますが、これは公債費の償還相当額を予定しておりますが、市民の皆様の協力によりまして予想以上の売れ行きとなり、繰出金を減額しようとするものでございます。  次の老人保健費のがん検診及び基本健診事業でございますが、成人病の予防及び早期発見により、市民の健康の保持と適切な医療の確保を図るため実施しているものでございますが、予想以上の利用者の増により追加するものでございます。  次に、六款農林水産業費の農業総務費のいさはや産業活性化推進基金積立は、議案第六号で農林水産部長から御説明があっておりますので省略させていただきます。  次に、右のページの目の二番目の干拓対策費の泉水海漁業権消滅共益費は、諫早、小野、長田漁業協同組合の解散事務費のうちの一部を助成しようとするものでございます。  次に、十款教育費、事務局費の諫早人づくり市民基金(浜教育文化基金)積立は、千鳥水産株式会社からいただきました寄附金を積み立てるものでございます。  図書館費の図書基金積立金三千万円及び図書文化施設建設基金積立二億円は、一般会計の収支決算を見込み、その中からそれぞれ一般財源を積み立てるものでございます。  次に、三ページをお開き願います。  十款教育費の体育振興費、上から二行目でございますが、新体育館等建設基金積立金は、まだ具体的にはどのような施設をつくるかは決定しておりませんけども、市民の方からの寄附金二百万円一般財源五千万円を加え新しく設置し、将来に備えようとするものでございます。  なお、基金につきましては、議案第二十号一般会計平成三年度当初予算説明資料の三十ページに基金の一覧表としてまとめております。その中の★印が三月補正でお願いしているものでございます。  なお、その他の予算につきましては、一ページに申し上げましたように、退職金の追加及び国、県補助金の精算、決算状況見込みによる各種積立金及び土地開発基金で、不足しました土地の買い戻し等について計上いたしておりますので、説明は省略させていただきます。  次に、歳入について御説明いたします。  一款市税から六款地方交付税につきましては、今回補正の一般財源として、それぞれを見込み計上したものでございます。八款分担金・負担金から十七款市債までは初めに申し上げましたように、事業の確定に伴う国、県支出金の精算及び国、県支出金起債の確定による財源更正など、今回補正の特定財源として計上しているものでございます。  なお、十四款繰入金の財政調整基金繰入金二億円につきましては、財政調整基金を取り崩し、これを一たん一般財源に振りかえることになりますが、この取り崩し額をいさはや産業活性化推進基金に改めて積み立てるものでございます。  次に、十六款諸収入、長崎県馬事公園精算管理助成金一億五千万円でございますが、このうちの一億円につきましては、現在干拓の里づくり事業の新馬事公園の整備を行っておりますが、新馬事公園の完成後の維持管理は諫早市が行うことで県とも協議が済んでおります。県といたしましても、これが完成後の管理等も考え建設費に対する助成を行うことで、特別なお計らいをいただき決定したものでございます。また、五千万円につきましては、従来は全国宝くじ協会が長崎県に助成しているもので、県はこの助成金を活用していろいろな事業を行っているものでございますが、干拓の里づくり事業で庄屋屋敷の復元等も考えていることから、これらの財源確保ということで、特に全国宝くじ協会並びに県に対して陳情を重ねた結果、それぞれ御理解をいただきましたものでございます。  十三款諸支出金、官行造林取得費は、白木峰の市有地に営林署が昭和三十年に杉、ヒノキを植栽し、分収率二分の一ずつの分収契約を締結しておりましたが、現在進めております白木峰高原整備事業に支障を来しますので、十三・三ヘクタールの分収契約を解除するための立木代でございます。  次の、四ページの歳出の款別内訳と五ページの歳入款別内訳は前年度の三月補正後の現計予算額と専決等によりまして、変わった最終予算との増減額及び増減率で比較したものでございます。あともってごらんいただきたいと思います。  以上で、議案第十四号「平成二年度諫早市一般会計補正予算(第九号)」の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 31 ◯議長(前田政喜君)[56頁]  次に、議案第十五号。 32 ◯福祉部次長(西山和彦君)[56頁]  議案第十五号「平成二年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第二号)」について御説明申し上げます。  本案は、第一条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ六百八万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ五十二億九千三百七十八万五千円としようとするものでございます。  それでは、内容も簡単でございますので、第一表で御説明を申し上げますので、三ページをお開きいただきたいと存じます。  まず、歳出でございますが、第八款諸支出金、一項償還金及び還付加算金六百八万円につきましては、平成元年度の国民健康保険療養給付費等の負担金が超過交付されたことによる精算返納金の計上でございます。  次に、歳入について御説明申し上げますので、二ページにお戻りいただきたいと思います。  九款繰越金、一項繰越金六百八万円につきましては、ただいま歳出で御説明申し上げました療養給付費等に係る負担金の精算返納金を、平成元年度の決算剰余金の繰越金により充当しようとするものでございます。  以上、まことに簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 33 ◯議長(前田政喜君)[56頁]  次に、議案第十六号。 34 ◯農林水産部長(末松広行君)[56頁]  議案第十六号「平成二年度諫早市と畜場事業特別会計補正予算(第二号)」について御説明申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ千五百六十四万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ一億八千三百三十六万二千円とするものでございます。  内容について御説明申し上げますので、七ページをお開き願います。一番最後のページでございます。  今回の補正は、歳入のところにございますように、前年度からの繰越金千五百六十四万円を歳入として計上し、その同額について、先ほど御説明申し上げました財政調整基金に積み立てようとするものでございます。その旨が下の歳出の方に書いてございます。  以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 35 ◯議長(前田政喜君)[56頁]
     次に、議案第十七号。 36 ◯建設部長(伊藤秀敏君)[56頁]  議案第十七号「平成二年度諫早市公共下水道事業特別会計補正予算(第三号)」につきまして御説明を申し上げます。  まず、第一条で歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ二億六百八十五万六千円の減額をお願いし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ十四億八千三十二万一千円としようとするものでございます。  減額の主な理由といたしましては、内示額の変更でございまして、次の債務負担行為の補正につきましても、第二条のとおり変更をお願いしようとするものでございます。また、地方債の補正につきましても、第三条のとおり変更をお願いしようとするものでございます。  それでは、まず十ページをお開きいただきたいと思います。  歳出から説明をいたします。一款一項二目公共下水道建設費でございますが、国の内示額の変更に伴いまして、それぞれ節の減額をお願いするものでございます。  次に、八ページに戻っていただきたいと思います。  二款一項国庫補助金でございます。これは歳入でございますが、公共下水道事業費の補助金一千六百八十万円を減額するものでございます。  次に、三款繰入金でございますが、これは一般会計からの繰入金を減額するものでございます。  次に、九ページの六款市債でございますが、これは諫早湾処理区公共下水道整備事業にかかわる市債でございます。  以上、まことに簡単でございますが、説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 37 ◯議長(前田政喜君)[57頁]  次に、議案第十八号。 38 ◯環境衛生部長(田渕正敏君)[57頁]  議案第十八号「平成二年度諫早市墓園事業特別会計補正予算(第一号)」について御説明申し上げます。  本案は、第一条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ五万四千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ六千三百十三万二千円としようとするものでございます。  それでは、次のページをお開きいただきたいと思います。  歳入の事業収入二千二百六十五万円、繰越金七百四十万四千円増額し、一般会計からの繰入金を三千万円減額補正しようとするものであります。  歳出につきましては、償還金及び還付加算金五万四千円を増額補正しようとするものでございます。  簡単でございますけども、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。以上でございます。 39 ◯議長(前田政喜君)[57頁]  次に、議案第十九号。 40 ◯水道局長(神尾 廣君)[57頁]  議案第十九号「平成二年度諫早市水道事業会計補正予算(第四号)」につきまして御説明を申し上げます。  第一条は、総則でございます。  第二条、資本的収入及び支出の補正でございますが、平成二年度諫早市水道事業会計予算第四条本文括弧書きを減額するものでございますが、(資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額四億九百十六万四千円は、過年度分損益勘定留保資金三億四千七百三十六万六千円及び当年度分損益勘定留保資金六千百七十九万八千円で補てんするものとする。)に改め、資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正しようとするもので、収入、第一款第一項企業債で二千五百六十万円の減額、支出、第一款第一項建設改良費五千百十三万五千円の減額補正でございます。  次、第三条企業債の補正、予算第五条に定めた企業債の限度額を次のとおり補正減額しようとするものでございまして、起債の目的欄、上水道配水管整備事業で一千八百四十万円を減額し、九千三百十万円に、上水道配水管敷設替事業で六百九十万円減額し、四千三百七十万円。簡易水道配水管整備事業で三十万円減額し、一千三百万円に、計の補正前限度額二億二千三百四十万円を二千五百六十万円減額をし、一億九千七百八十万円とするもので、起債の方法、利率、償還の方法は補正前と同様でございます。  では、四ページをお願いします。  実施計画でございますが、収入の欄、一款一項一目上水道企業債二千五百三十万円の減額、それから二目簡易水道企業債三十万円の減頷、いずれも起債対象事業の減の確定によるものでございます。  次に、支出でございますが、一款一項一目上水道拡張費二千四百六十八万九千円の減、三目上水道改良費二千六百四十四万六千円の減、合計、計の五千百十三万五千円の減額でございます。これは実施段階での調査及び関係機関等との調整などで、工事料の減及び下水道関連事業箇所の減によります減額補正でございます。  以上、まことに簡単でございますが、よろしく御審議のほどをお願いします。 41 ◯議長(前田政喜君)[58頁]  次に、議案第二十号。 42 ◯企画財政部長(浦山 弘君)[58頁]  議案第二十号「平成三年度諫早市一般会計予算」を御説明する前に、款項目及び歳出事項別明細書の目の説明欄を大幅に見直しましたので、見直しの概要についてまず御説明させていただきますので、配付いたしております平成三年度予算款項新旧対照表をごらんいただきたいと思います。この広い方でございます。新旧対照表でございます。  それでは、予算の款項の変更について、基本的な考え方は表紙の下の方の四角の中に記載しておりますが、機構改革に伴い予算の目的、執行も考慮し、予算が見やすくわかりやすいように、また決算統計などの統計的にも支障がないように変更したものでございます。  なお、変更することにつきまして自治省等にも照会しいたしましたが、差し支えはないとの回答をいただいております。  一ページと二ページは、款項の新旧を一覧表に整理したものでございます。三ページから六ページまでは、新款項目を一覧表にしたものでございますので、あともってごらんいただきたいと思います。  次に、予算書の歳出事項別明細書の目ごとの説明欄でございますが、平成二年度までは節を単位としてそれぞれの説明を行ってまいりましたけども、目内にどのような事業事務が計上されているかわかりにくい説明となっておりましたが、平成三年度からの説明は事務事業の概要がわかるように記載しているものでございます。よろしくお願いします。  それでは、議案の御説明をさせていただきます。  議案第二十号「平成三年度諫早市一般会計予算」について市長の説明に補足いたしまして御説明申し上げます。  まず、厚い方の予算書をごらんいただきたいと思います。三年度の厚い方の予算書をお願いします。  五ページをお開き願います。  第一条で歳入歳出予算の総額を、それぞれ二百十六億六千三百二十万円と定めるものでございます。  第二条の債務負担行為、第三条の地方債については、別表でそれぞれ御説明いたします。  次に、第四条の一時借入金の借り入れの最高額を定めたものでございますが、議案第十四号「平成二年度諫早市一般会計補正予算(第九号)」で御説明いたしましたとおり、一時借入金の最高額を三十億円と定めるものでございます。  第五条の歳出予算の流用は、記載のとおり前年度と同様でございます。  それでは、内容の説明に入らせていただきますが、別冊の議案第二十号一般会計平成三年度当初予算説明資料、これでございます。恐れ入りますけど、この広い方で説明させていただきますので、広い方をお願いします。  資料の一ページをお開き願います。  左側の平成三年度当初予算編成方針でございますが、先ほど市長が施政方針で申し上げましたように、次代の礎をつくる年として、計画的な財政運営方針をもって、次の六項目を基本といたしまして、市制五十一年目の新たなる出発の年として予算の計上に努めたところでございます。当初予算は、主として継続的または年次的な事業の予算計上に努めております。以上の結果、平成三年度当初予算の総額は一般会計で二百十六億六千三百二十万円、特別会計で百三十九億五千九百九十二万四千円となっております。  次に、右側の表でございますが、これは一般会計、特別会計及び企業会計の総括表で、平成二年度当初予算と比較いたしたものでございますが、あともってごらんいただきたいと存じます。説明は省略させていただきます。  次に、二ページをお開き願います。  この表は、歳入の款別一覧表でございますが、一款市税から七款の交通安全対策特別交付金までにつきましては、当初予算の一般財源として、それぞれ見込み計上したものでございます。  なお、市税につきましては、後の方の二十八ページ、二十九ページに税目ごとに内訳表を添付いたしております。  八款分担金・負担金から十七款市債までは、それぞれ事業の特定財源として計上したものでございます。  増減の主なものを前年度当初と比較して申し上げますと、十款国庫支出金が五億九千四十八万円、二七%の増となっておりますが、これは社会福祉費負担金と福祉関係国庫負担金一億三千五百万円、道路橋梁費等土木補助金一億二千三百万円、御館山小学校建設負担金二億九千二百万円などが増加したものでございます。  次に、十二款財産収入が一億六百十五万一千円、五七・三%の増となっておりますが、これは三十ページに各基金の積み立て状況一覧表を添付しておりますように、これら基金の運用収入の増加によるものでございます。  次の十三款寄付金が一千万円の減となっておりますが、前年度は日本の子どものふるさと継承事業に対する御寄附をいただきましたことによるものでございます。  次に、十四款繰入金が一億一千六百三十万七千円、四六・二%の減となっておりますが、前年度は田園文化のまちづくり創造基金を取り崩し、市制五十周年記念事業に充当したことによるものでございます。  次に、十六款諸収入が二億九千百五十四万一千円、二四・四%の増となっておりますが、これは融資預託金、元利収入と雑入の久山団地整備事業費受入金等による増加でございます。  次の市債三億六千百九十九万六千円、三二・九%の増は、御館山小学校建設事業などの起債対象事業費の増加によるものでございます。  なお、この表及び次ページの歳出一覧表は、平成二年度の当初予算及び六月の現計予算とを比較して、それぞれ増減額、増減率をあらわしておりますが、六月現計予算額と比較いたしましたのは、平成二年度の当初予算が国の予算編成がおくれたことに伴い、若干の事業を六月補正予算に先送りした骨格的予算でありましたので、六月現計予算額との比較をつくったものでございます。  次に、三ページをお開き願います。  この表は歳出の款別一覧表でございますが、平成二年度の当初予算及び六月補正予算の予算額については、平成三年度の新費目で各事務事業ごとに分類いたしまして、これをそれぞれ集計し、平成三年度の予算額と比較ができるように整理いたしましたものでございます。また、予算書につきましても同様の整理をいたしておりますので、御理解いただきたいと存じます。  それでは、平成二年度の当初予算と比較して増減額が大きい款の主なものについて申し上げます。  まず、四款企画調整費でございますが、五億三千四百二十万三千円、二三・七%の減となっておりますが、これは仮称長田ふれあい広場建設事業四億五千六百七十八万九千円が平成二年度で事業完了となることに伴い減となったものでございます。  次に、七款生活環境費の二億三千六百三十九万三千円、一七・三%の増でございますが、これはごみ処理費の増加及び白木峰高原地域整備事業の計上によるものでございます。  次に、九款商工労働費の三億二千八百二十八万五千円、五一・五%の増でございますが、これはナガサキBVL環境整備事業二億六百万円、職場環境整備融資事業一億円など新規事業の計上によるものでございます。  次に、十款土木費の四億九百三十六万六千円、二三・四%の増でございますが、これは市民生活に最も影響がある生活関連の道路の改修、舗装、通学路の整備及び排水路整備事業の排水対策事業に市単独事業として二億三千万円の計上、その他長田辺地道路等道路新設改良、街路費などの増加によるものでございます。  次に、十一款都市整備費の一億三千万三千円、一六・四%の増でございますが、これは長崎刑務所移転に伴う関連の水直管及び配水管の布設工事及び公共下水道事業特別会計繰出金等の増によるものでございます。  次に、十三款教育費の十三億九千七百九万円、七〇・七%の増でございますが、これは御館山小学校の建設費の計上によるものでございます。  次に、十四款災害復旧費の三千六百二十五万三千円、六二・六%の減につきましては、平成二年度の土木施設災害復旧費は過年度が含まれておりましたが、平成三年度は現年債のみの見込み計上額となったことによるものでございます。  次に、五ページをお開き願います。  これは歳出予算の性質別経費の状況でございますが、上段が平成二年度当初との比較、下の段の括弧書きが六月補正現計との比較となっております。全体的に申し上げますと、極力消費的経費は抑制し、投資的経費が大幅な増となっているのが特徴でございますが、投資的経費の増加の主な理由は生活関連道路、排水路の整備、ナガサキBVL環境整備事業、白木峰高原地域整備事業、御館山小学校校舎建設事業などによるものでございます。詳しくはここに記載しておりますので、あともってごらんいただきたいと存じます。  次に、四ページをお開き願います。  この表は、歳入予算の自主財源、依存財源の状況でございますが、構成比率で見ますと依存財源が若干伸びておりますが、これは起債対象事業費の増額に伴う市債の伸び、利子割交付金等の伸びによるもので、全体的にはほぼ前年度並みとなっております。  次、六ページをお開き願います。  この表は、平成三年度当初予算の事業一覧表でございますが、冒頭に申し上げましたように、平成三年度から款項目を見直し大幅に変わっておりますので、どのような事業がどの目内に計上しているか一覧表で整理したものでございます。  なお、予算説明書の目ごとの説明欄と基本的には同じ表現でございますけども、より具体的に事業の概要もわかりやすいように考慮し記載したものでございます。  平成三年度当初予算は、主として継続的または年次的計画的な事業を計上しておりますので、後でごらんいただくことにいたしまして、個々の事業の内容の説明については省略させていただきますが、特に説明を要する事業については、ただいま配付しております平成三年度当初予算主要事業説明で十八事業を詳しく説明しておりますので、御参照いただきたいと存じます。  次に、二十六ページをお開き願います。  この表は、平成三年度諫早市の各施設を諫早市施設管理公社に管理委託をしているもの及び施設管理公社が市の土地を借り上げ、あるいは使用許可を受け独自で経営している駐車場三カ所、それぞれ収支の見込みを一覧表にまとめたものでございます。  なお、下から五行目の支出合計Aの欄の金額が、それぞれ該当する予算費目に委託料として計上しているものでございます。  次に、二十七ページをお開き願います。  まず、第二表債務負担行為の説明でございますが、四件分の事項、期間、限度額を定めております。予算計上の内容は説明欄に記載のとおりでございますので、説明は省略させていただきます。  次に、第三表地方債の説明でございますが、当初予算に計上しております、それぞれの事業費の財源として記載しております充当率で見込み計上しているもので、利率については現時点で見込んだ利率でございます。詳細説明は省略させていただきます。  次に、二十八ページをお開き願います。  二十八ページ、二十九ページの平成三年度当初予算市税内訳資料につきましては、平成三年度の一般財源として計上いたしましたが、市税を税目ごとに一覧表に整理したものでございます。  次に、三十ページをお開き願います。  これは基金の積み立て状況を、それぞれ目的ごとに区分して一覧表に整理したものでございます。表の中に★印で表示しているものは、先ほど議案第十四号平成二年度諫早市一般会計補正予算(第九号)で御説明申し上げました積立金等でございます。  なお、平成三年度予算の積立額は主に預金利子と基金運用収入を財源として積み立てようとするものでございます。したがいまして、平成三年度末の現在高見込み額は四十四億九千五百十五万二千円となるものでございます。  次に、三十一ページをお開き願います。  この表は、目的達成を図るため定額の基金を活用する定額運用基金を一覧表に整理したものでございますが、これらの基金は原資金額の範囲内で運用されることになっており、運用益金及び一般財源等で定額を増額する場合は、予算を通して基金に繰り出し増額することになっております。基金の定額と現在高が違っておりますが、これは毎回基金の定額を変える手間を省くため、基金の定額の変更を条例に総括委任した形式をとっているため違っているものでございます。したがって、現在高が現時点における基金の定額であるということになります。  なお、基金の運用は予算とは関係なく行えることになっております。  次ページの三十二ページは、国の予算等を参考に添付したものでございますので、あともってごらんいただきたいと存じます。  資料によって順次御説明申しましたが、以上で議案第二十号「平成三年度諫早市一般会計予算」の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 43 ◯議長(前田政喜君)[62頁]  午後一時まで休憩いたします。
                    休憩=午後零時零分                 再開=午後一時二分 44 ◯議長(前田政喜君)[62頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  議案の説明を続けます。  次に、議案第二十一号。 45 ◯福祉部長(福田政弘君)[62頁]  議案第二十一号「平成三年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」について御説明申し上げます。  厚い方の予算書三百十五ページをお開きいただきたいと存じます。  本会計予算は、第一条で歳入歳出予算の総額を、それぞれ五十四億六千三十七万円に定めようとするものであります。  第二条は、一時借入金の最高額を七億円とするもので、昨年と同様同額でございます。  第三条の歳出予算の流用も記載のとおりで、前年度と同様でございます。  それでは、恐れ入りますが今回は別冊の議案第二十一号の資料をごらんいただきたいと存じます。この資料に基づきまして内容の説明をさせていただきます。  例によって歳出から説明申し上げます。二ページをまずお開きください。  二ページは、本会計予算の款別歳出一覧表でございますが、本表は款別の金額、前年度との比較、前年度比及び構成比などを記載しております。  一款総務費、一・八%の減となっておりますが、増減の主な内容は一般管理費、それから賦課徴収費の減によるものでございます。  次に、二款保険給付費につきましては、六・一%の増となっておりますか、これは平成三年度は高齢化の進行等に伴う一人当たりの医療費の伸び、退職者の増加等を、これまでのトレンドに沿って見込んで算出したものであります。  助産費につきましても、過去五年間の実績を見てみますと、年々減少をしておりますので、三年度は前年度の実績見込みを踏まえ、二百人と見込みましたところから二百三十万円の減としております。このほか療養費の増、高額療養費の増などを見込み、款計で二億二千三百五十一万七千円の増としておる次第でございます。  三款老人保健拠出金は四千十二万円の減となっております。これは平成三年度概算医療費の拠出金額は前年度よりも二・五%増加するわけでございますが、平成元年度における精算により、約五千六百万円ほど拠出金の減額が見込めることから減としているわけでございます。  なお、三ページから六ページの資料は、二款保険給付費並びに三款老人保健拠出金にかかわります被保険者数、医療保険者負担額等の年度別状況について示しておりますので、あともってごらんいただきたいと存じます。  四款共同事業拠出金、三百八十二万五千円の増となっておりますが、これは県内における拠出の総額が二六・四%増大したため、市の負担分も応分の増大を求められた結果であります。  五款保健施設費の増、千四百五十万一千円となっております。これはヘルスパイオニアタウン事業等の実施に伴う増でございます。  なお、七款公債費、八款諸支出金の増額につきましては、右の増減の主な内容欄に記載のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。  九款予備費は五百万円増加させていますが、これは過去九年間同額としていたところであります。保険給付費の増大等に対応して額を見直したところであります。以上で歳出の説明を終わらせていただきます。  次に、一ページにお戻りいただきたいと存じます。  一款国民健康保険料が額で七千四百八万二千円、前年度比で四・〇%の増となっております。これは国民健康保険事業に要する二款以降で賄う以外の費用は保険料で賄うこととするという国の指導があることから、歳出予算の療養給付費、療養費及び高額療養費などの保険給付費並びに老人保健拠出金等の歳出予算を算出し、歳入予算である国庫支出金、その他の収入の見込み額を差し引いた後に不足分を保険料に予算計上したため、このように見積もったものであります。  三款国庫支出金、四千八百五十二万七千円、前年度比一・九%の増としておりますが、これは国庫支出金の対象となる一般被保険者に対する療養給付費、療養費、高額医療費にかかわる保険者負担増及び老人保健拠出金などが合計で増となることから、療養給付費負担金及び調整交付金等が増となるとして見込んだことが主な理由でございます。  四款療養給付費交付金の一億二千四百八十三万八千円、前年度比二〇・八%の増となっております。これは退職被保険者にかかる医療費が一三・七%増加すると見込み、この額を計上したものであります。  六款共同事業交付金につきましては、六・二%の減を見込んでおりますが、これは今年度の実績見込みを踏まえまして、三年度を見積もった結果こうなったものであります。  八款繰入金の四千八百九十六万六千円、前年度比二五・二%の減となっておりますが、これは財政調整基金繰入金の減によるものでございます。  総体として、本市における国保被保険者の高齢化などが進むなど、医療費増大の圧力というものは強いものがあり、平成二年度当初と三年度当初の比較をいたしますと、前年度比で三・九%、額で二億六百十八万三千円の増となっております。  以上、まことに簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 46 ◯議長(前田政喜君)[64頁]  次に、議案第二十二号。 47 ◯農林水産部長(末松広行君)[64頁]  議案第二十二号「平成三年度諫早市と畜場事業特別会計予算」について御説明申し上げます。  予算書の三百六十五ページをお開き願いたいと思います。予算書でございます。  まず、第一条でございますが、歳入歳出の総額を一億六千七百六十九万四千円と定めるものでございます。  次に、第二条でございますか、地方自治法第二百三十五条の三第二項の規定による一時借入金の最高限度額を一千万円とするものでございます。  それでは、歳入歳出予算の具体的な内容につきまして、先ほどの資料で御説明いたしたいと思います。B四の資料の七ページをお開き願います。  まず、歳入でございますが、その主なものは事業収入の一億六千七百二十二万六千円でございまして、これは右側の主な内容に記してございます、と殺解体施設使用料と冷蔵庫使用料の合計でございます。  次に、歳出でございますが、その主なものは、と畜場事業費一億一千六百九十五万六千円と公債費四千九百七十三万八千円となっております。と畜場事業の状況につきましては、引き続き順調に事業が推移していると考えております。このような状況のもと、平成三年度の予算につきましては前年度をほぼ踏襲した形といたしたいと存じております。  以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 48 ◯議長(前田政喜君)[65頁]  次に、議案第二十三号。 49 ◯環境衛生部長(田渕正敏君)[65頁]  議案第二十三号「平成三年度諫早市交通災害共済事業特別会計予算」について御説明申し上げます。  予算書の三百九十三ページをお開きいただきたいと思います。  本予算は、第一条で歳入歳出それぞれ千九百十五万七千円と定めようとするものでございます。  第二条で一時借入金の最高額は三百万円と定めようとするものでございます。  それから、説明資料の八ページをお開きいただきたいと思います。  まず、歳入でございますが、分担金及び負担金千四百二十三万五千円、財産収入三百万円、繰越金百九十一万九千円、合計で千九百十五万七千円でございます。この分担金及び負担金は、会員三万九千人で会費が三百六十五円でございます。  財産収入は、基金の運用収入でございます。  歳出でございますが、共済見舞い金千九百十五万七千円となっております。  ちなみに、交通事故につきましては、当市におきましては、おかげさまをもちまして多少、少しですけれども、減少しておるところが実情でございます。  ちなみに、市街での交通事故は多くなっているのが現状でございます。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 50 ◯議長(前田政喜君)[65頁]  次に、議案第二十四号。 51 ◯建設部長(伊藤秀敏君)[65頁]  議案第二十四号「平成三年度諫早市公共下水道事業特別会計予算」につきまして御説明を申し上げます。  厚い予算書の四百十五ページをお開きいただきたいと思います。  平成三年度諫早市の公共下水道特別会計予算につきましては、第一条で歳入歳出それぞれ十九億七千三百七十六万九千円をお願いしようとするものでございます。  第二条地方債、第三条一時借入金につきましては、ここに記載のとおりでございます。  それでは、別紙資料に基づきまして説明をしたいと思います。資料の九ページをお開きいただきたいと思います。  まず、歳出から御説明をいたします。  一款公共下水道事業費、十七億四千三百九十八万六千円でございますが、これは一款一項一目公共下水道管理費と二目公共下水道建設費を合わせたものでございます。公共下水道管理費は、主に西諫早下水処理場の管理に要する費用でございます。  次に、公共下水道建設費でございますが、これは本明川左右岸における処理区分の管渠の敷設工事と諫早湾処理区終末処理場建設にかかわる委託料が主なものでございます。管渠の敷設は、平成三年度当初におきましては径二百ミリから三百ミリの管を泉町、八天町、金谷町、城見町、厚生町、本町、旭町に幹線、枝線合わせまして二千四百メートルを敷設予定でございます。  次に、二款公債費、二億二千九百二十八万三千円でございますが、これは昭和四十五年度から始めました西諫早処理区の起債の元利償還金と昭和五十七年度から始めました諫早湾処理区の合計額でございます。元金といたしましては二千八百九十八万七千円、これは西諫早処理区分が一千八百六十一万六千円、諫早湾処理区分が一千三十七万一千円でございます。それから、利子の分でございますが、二億二十九万六千円、これは西諫早処理区分が二千五百七十六万二千円と諫早湾処理区分一億七千四百五十三万四千円でございます。  次に、三款予備費でございますが、これは前年同様五十万円を予備費としてお願いいたしております。  次に、歳入でございますが、一款使用料及び手数料、一億一千四百四十四万四千円、これは下水道の使用料金でございまして、要するに下水道に加入されておられる加入戸数及び目当たり水の使用水量に単価を乗じまして、これに十二倍したもので、いわゆる一年間の使用料金でございます。  次に、二款国庫支出金、これは公共下水道事業費国庫補助金でございます。一億八千百九十九万七千円でございますが、これは諫早湾処理区の建設費の補助と終末処理場の建設にかかわるものに対する補助金でございます。  このほかに下水道緊急整備事業助成補助金等が含まれておりますが、これは昭和六十三年度、平成元年度、二年度の国債分の特別地方債による利子補給金でございます。  次に、三款繰入金でございますが、これは一般会計から三億五千五百五十四万五千円をお願いしているものでございます。  次の四款繰越金、五款諸収入は存目でございます。  次に、六款市債でございますが、十三億二千百七十八万円をお願いいたしております。これは諫早湾処理区の事業に要する起債でございます。  次に、第二表地方債につきましては、記載のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。  以上、まことに簡単でございますが、説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 52 ◯議長(前田政喜君)[66頁]  次に、議案第二十五号。 53 ◯環境衛生部長(田渕正敏君)[66頁]  議案第二十五号「平成三年度諫早市駐車場事業特別会計予算」について御説明申し上げます。  予算書の四百四十九ページをお開きいただきたいと思います。  平成三年度諫早市駐車場事業特別会計の予算は、第一条で歳入歳出それぞれ二千二百五十万二千円と定めようとするものでございます。  第二条で一時借入金の限度額を百万円と定めようとするものでございます。  説明資料の十ページをお開きいただきたいと思います。  まず、歳入でございますが、事業収入二千二百五十万円でございますが、これは駐車場の使用料でございます。前年度の実績等を考慮して計上いたしております。  歳出でございますが、駐車場事業費につきましては、駐車場の管理費が千二十六万六千円でございます。諸支出金が千二百十三万六千円で、歳出の合計が二千二百五十万二千円でございます。駐車場の管理費は、料金徴収を委託しております諫早地区交通安全協会への委託料を中心に計上いたしております。  それから、一般会計繰出金につきましては、本会計の剰余金を交通安全施設充足のため一般会計へ繰り出しているものでございます。  以上、よろしく御審議のほどをお願いいたします。 54 ◯議長(前田政喜君)[67頁]  次に、議案第二十六号。 55 ◯企画財政部長(浦山 弘君)[67頁]  議案第二十六号「平成三年度諫早市公共用地等先行取得事業特別会計予算」について御説明申し上げます。  厚い方の当初予算の四百六十九ページをお開きいただきたいと存じます。四百六十九ページでございます。  第一条で歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ三億四千八百四十七万円と定めるものでございます。  予算の内容につきまして御説明申し上げますので、議案説明資料の十一ページをお開きいただきたいと存じます。  まず、下の方の内容説明の表をごらんいただきたいと存じます。下の欄の歳出について御説明申し上げますと、一款の公債費が三億四千八百四十七万円となっておりますが、この内容は中核工業団地コミュニティーセンター施設用地、元金、利子の償還金二千二十二万八千円、長田地区構造改善センター用地の元金、利子の償還金八百五十七万四千円、旧国鉄用地の元金、利子の償還金二千六百七十五万六千円、干拓の里づくり事業用地の元金、利子の償還金二億一千七十三万三千円、白木峰高原地域整備事業用地の元金、利子の償還金八千二百十七万九千円でございます。  次に、歳入の第一款財産収入でございますが、これはただいま歳出で申し上げましたように、公債費の償還相当額で一般会計が買い取るものでございます。上欄の表は、前年度当初予算との増減の内容を記載しておりますので、あともってごらんいただきたいと思います。  以上、簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
    56 ◯議長(前田政喜君)[67頁]  次に、議案第二十七号。 57 ◯環境衛生部長(田渕正敏君)[67頁]  議案第二十七号「平成三年度諫早市墓園事業特別会計予算」について御説明申し上げます。  予算書の四百八十九ページをお開きいただきたいと思います。  平成三年度諫早市墓園事業特別会計予算は、第一条で歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれで六千二百九十三万二千円と定めようとするものでございます。  第二条で借入金の最高額を百万円と定めようとするものでございます。  それでは、説明資料の十二ページをお開きいただきたいと思います。  まず、歳出でございますが、墓園事業として四百七十二万円、これは施設管理公社に対する委託料が主なものでございます。  公債費の五千七百一万二千円は借入金の償還額でございます。歳出合計額、六千二百九十三万二千円となっております。  歳入でございますが、事業収入四千八十六万三千円、これは永代使用料、管理料などでございます。  繰入金の二千二百六万六千円は一般会計からの繰入金でございます。歳入合計、六千二百九十三万二千円となっております。  以上、簡単でございますが、説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 58 ◯議長(前田政喜君)[68頁]  次に、議案第二十八号。 59 ◯福祉部長(福田政弘君)[68頁]  議案第二十八号「平成三年度諫早市老人保健特別会計予算」につきまして御説明申し上げます。  予算書の五百十三ページをお開きいただきたいと存じます。  本会計予算は、第一条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ五十九億五百三万円に定めようとするものでございます。これは前年度と対比しまして〇・六%の減となっているところでございます。  それでは、別冊の議案資料で御説明申し上げますので、十三ページをお開きいただきたいと存じます。  第一款総務費につきましては、前年度比二〇・五%の減となっております。これは主として電算機使用料などの事務的経費等の減によるものでございます。  第二款医療諸費につきましては、本会計の九九・八%を占めているところでございますが、前年度当初と比べ〇・六%の減となっております。これは医療諸費の算定に当たりましては、今年度の実績を踏まえ、これまでのトレンドで三年度医療費の見込みを行った結果であります。  次に、上欄の歳入につきまして御説明申し上げます。  歳出予算の九九・八%を医療諸費で占めておりますが、その医寮諸費を賄います財源といたしましては、支払基金から七〇%、国庫支出金二〇%、県支出金五%、一般会計繰入金五%という負担区分になっております。また、事務費等も負担区分に応じて計上しているところであります。  次に、十四ページをごらんいただきたいと存じます。  これは老人保健医療費給付等の年度別状況を示しております。ごらんのとおり、高齢者にかかわる医療費が年々増加しているとこでございます。これは表に示してあるとおりでございますので、説明は省略させていただきます。  以上、まことに簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 60 ◯議長(前田政喜君)[69頁]  次に、議案第二十九号。 61 ◯水道局長(神尾 廣君)[69頁]  議案第二十九号「平成三年度諫早市水道事業会計予算」につきまして御説明を申し上げます。  水色の表紙でございます。一ページをお願いいたします。  第一条は、総則でございます。  第二条は、業務の予定量といたしまして、給水戸数二万八千八百四十三戸、年間総給水量一千七十八万八千三百四十立方メートル、一日平均給水量二万九千五百五十七立方メートルを予定いたしております。  ここで水道事業に対する一層の御理解、御協力を賜りたく、平成三年度の事業の概要につきまして簡単に御説明を申し上げておきたいと思います。  まず、料金収入につきましては、平成三年度からの料金改定によりまして、おかげをもちまして前年比約一億四千万円の増加が見込まれましたこと。  次に、第四条の資本的収支につきましては、さきに策定をいたしましたフレッシュ水道十カ年計画に基づきまして、おおむね次のような事業を計画いたしております。  まず、老朽管改修につきましては下水道関連工事を十四カ所、局単独工事十二カ所、延長で約六千七百メートル、事業費約三億六千万円でございます。  次に、低水圧による出水不良対策といたしまして、小川、鷲崎地域、西栄田町高台地域、貝津町、久山町の名切地域の五地域で約一億九千万円を予定をいたしております。  次に、浄水場施設でございますが、平山浄水場薬品注入施設改良事業を三カ年事業として実施をいたしたい。それから、栄田浄水場ろ過器の改修を二カ年事業として今年から実施をいたしたい。これら合わせて本年度分二億二千万円を予定をいたしております。また、長田地域の長田、正尾、白原、三つの簡易水道を一つの簡易水道に統合整備する事業を、平成四年度から工事に着手するための実施設計委託等を計上いたしております。  なお、老朽管改良及び出水不良対策とあわせ、天満水系夏場の水需要対策及び低水圧解消のため、天満配水池と目代配水池間の送水管、配水管の改修、それから天満水系へ平山浄水場及び栄田浄水場からの連絡応援体制の整備等を実施をいたし、安全できれいな水の安定的な供給に努めてまいりたいというふうに考えております。  それでは、予算書にお戻りをいただきまして、一ページの中ほどでございますが、第三条、収益的収入及び支出の予定額でございます。  まず収入、第一款水道事業収益、十六億三千百五十一万五千円をお願いしようとするもので、その内容は水道料金手数料、一般会計からの土師野尾ダム、小ケ倉ダムの水源開発に対する償還補助金等でございます。  次に、支出でございますが、第一款水道事業費用といたしまして、十五億四千六百三十七万三千円をお願いしようとするもので、その内容は支払利息、動力費、減価償却費、薬品費、人件費等でございます。  なお、この三条予算の明細はあともってごらんをいただきたいと存じますが、五ページから七ページまでに、また別冊の白い表紙の一ページから九ページまでに具体的に記載をいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。  次に二ページ、第四条は資本的収入及び支出の予定額でございます。  まず、収入でございますが、括弧書きの万は一応保留させていただきまして、第一款資本的収入として六億七千四百六十五万七千円をお願いしようとするもので、その内容は企業債、出資金、加入金、工事負担金等でございます。加入金につきましては、従来三条予算に計上をいたしておりましたが、加入金は水道施設の建設改良費等の一部として負担をしてもらうべき性格のものであるということで、平成三年度から四条予算に計上をいたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。  次に、支出でございますが、第一款資本的支出として十一億二百八十三万七千円をお願いしようとするもので、その内容は人件費、拡張工事費、改良工事費、企業債償還金等でございます。  以上、四条予算は収入から支出を差し引きますと、上から三行目、括弧書きに戻りまして、そこに示しておりますように四億二千八百十八万円不足いたしますが、この不足分につきましては、過年度分損益勘定留保資金三億五百七十万二千円と、当年度分損益勘定留保資金九千六百六十八万四千円及び当年度消費税資本的収支調整額二千五百七十九万四千円で補てんしようとするものでございます。この四条予算の明細は、八ページから九ページに記載をいたしており、さらに白い冊子の十ページから十四ページまでに節まで具体的に表示をいたしておりますので、あともってごらんをいただきたいと思います。  次に三ページ、第五条継続費でございますが、一款一項建設改良費、平山浄水場薬品注入施設改良工事、総額五億三千五百万円、平成三年度から平成五年度までの年度割は記載のとおりでございます。次に、栄田浄水場ろ過施設改修工事、総額一億二千万円、平成三年度、四年度の年割額は記載のとおりでございます。  次に、第六条企業債でございますが、表に記載のとおり、起債の目的、限度額、上水道配水管整備事業一億七千三百万円、上水道配水管敷設替事業一億七百九十万円、上水道浄水場整備事業一億六千万円、計四億四千九十万円でございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、記載のとおりでございます。  次に、第七条一時借入金の限度額は三億円で、前年と同様でございます。  次に四ページ、第八条予定支出の各項の経費の金額の流用でございますが、営業費用と営業外費用との間の流用を定めております。  次に、第九条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございまして、職員給与費三億六千四百四十一万六千円、交際費五十万円でございます。  次の第十条は他会計からの補助金、小ケ倉ダム、土師野尾ダムにかかる企業債元利償還金の一部を一般会計からこの会計への補助金でございます、五千九百四十六万六千円でございます。  次に、第十一条たな卸資産購入限度額でございますが、三千万円をお願いしております。  次に、十ページをお開きをお願いします。  ここには平成三年度の資金計画を記載しておりまして、一行目、当年度予定額の受入資金は三十億五千四百十五万八千五百九十三円で、その内訳は以下十一項まで記載のとおりでございます。  それから、当年度の予定額で支払資金は中ほど二重線のところでございますが、二十四億六千二十八万一千五百十一円で、内訳は以下七項で記載のとおりでございます。以上が平成三年度の資金計画ごございます。  次に、十八ページをお開きをお願いします。  これは平成二年度予定の損益計算書でございまして、平成二年度の決算の予定でございまして、下から三行目、当年度純利益六千七十万三千二百六十四円、前年度繰越利益剰余金三千七万五千百四十六円、当年度未処分利益剰余金九千七十七万八千四百十円を見込んでおります。以下、その他の資料につきましては説明を省略させていただきます。  非常に簡単でございましたが、よろしく御審議のほどをお願いを申し上げます。 62 ◯議長(前田政喜君)[71頁]  次に、議案第三十号。 63 ◯商工部長(下釜重任君)[71頁]  議案第三十号「平成三年度諫早市工業用水道事業会計予算」について御説明いたします。  別冊の白い表紙になっておりますので、別冊をごらんいただきたいと思います。  まず、一ページをお開きいただきたいと思います。  第一条は、総則でございます。  第二条は、業務の予定量でございます。給水事業所数が四事業所、年間総給水量が百七十三万三千七百五十立方メートルでございます。それから、一日平均給水量が四千七百五十立方メートルでございます。  第三条は、収益的収入及び支出の予定額を次のとおり定めようとするものでございます。収入の部の第一款の工業用水道事業収益、一億二千七百八十万三千円、内訳といたしましては、第一項の営業収益が九千二百三十五万九千円、その内容は料金収入が八千三十五万九千円、その他の営業収益が千二百万円でございます。  第二項、営業外収益でございますが、三千五百四十四万三千円、その内容は受取利息及び配当金が一千円、他会計補助金は、工業用水道建設事業に伴う企業債利息償還補助金の千百七十七万六千円でございます。雑収益は二千三百六十六万六千円でございます。  第三項の特別利益一千円は存目でございます。  次に、支出の部でございますが、第一款工業用水道事業費用一億三千九百八十六万五千円、内容といたしましては、第一項営業費用が九千六百六万六千円、その内訳は原水費で五千三百九十五万五千円、配水及び給水費九十八万七千円、総係費千九百十四万一千円、減価償却費二千百九十八万一千円でございます。その他営業費用は一千円。資産減耗費一千円、これは存目でございます。  第二項の営業外費用は四千三百七十九万八千円、その内容は支払利息及び企業債取扱諸費四千三百十九万円でございます。雑支出二千円、消費税六十万六千円でございます。  第三項特別損失は、存目で一千円でございます。したがいまして、収支を差し引きいたしますと千二百六万二千円の欠損となる予定でございます。  次に、第四条資本的収入及び支出の予定額は、次のとおり定めようとするものでございます。資本的収入が資本的支出に対して不足する額千九百六十二万六千円につきましては、当年度分損益勘定留保資金九百九十一万九千円、一時借入金九百七十万七千円で措置しようとするものでございます。  次に、収入の部でございますが、第一款資本的収入、第一項補助金は、建設事業に伴う企業債の元金償還金補助金四百八万二千円でございます。  次に、二ページをお開きいただきたいと思います。  支出の部でございますが、第一款資本的支出、第一項企業債償還金、二千三百七十万八千円でございます。  第五条、一時借入金の限度額は二千万円と定めようとするものでございます。  第六条、予定支出の各項の経費の金額の流用でございますが、予定支出の各項の経費の全額を流用することができる場合は、営業費用と営業外費用との間で定めようとするものでございます。  第七条、議会の議決を経なければ流用することができない経費とする職員給与費は千八百五万円でございます。  第八条、他会計からの補助金でございます。工業用水道建設工事にかかる企業債元利償還金に要する経費の一部にあてるために、一般会計からこの会計へ補助する金額は、一千五百八十五万八千円でございます。  なお、三ページ以降は説明資料でございます。また、お手元にお配りしております、議案三十号資料として配付しておりますが、この表は予算実施計画を性質別に分類し、平成二年度、平成三年度のそれぞれの当初と比較したもので、まことに恐縮でございますが御説明を省略させていただきます。何とぞ、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 64 ◯議長(前田政喜君)[72頁]  次に、議案第三十一号。 65 ◯企画財政部長(浦山 弘君)[72頁]  議案第三十一号「委託契約の締結について」御説明申し上げます。  本案は、提案理由に記載しておりますとおり、御館山小学校移転改築用地造成業務の委託契約を締結いたしたいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得、または処分に関する条例第二条の規定により議会の議決を求めるものでございます。  委託金額は一億九千六十四万八千八百八十円で、契約の相手方は諫早市東小路町一番地、諫早市土地開発公社、理事長久保順太郎氏でございます。委託期間は、契約の日から平成四年三月三十一日まででございます。  以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 66 ◯議長(前田政喜君)[72頁]  次に、議案第三十二号。 67 ◯企画財政部長(浦山 弘君)[73頁]  議案第三十二号「工事請負契約の締結について」御説明申し上げます。  本案は、提案理由に記載しておりますとおり、御館山小学校移転改築建築主体工事の請負契約を締結したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得、または処分に関する条例第二条により議会の議決を求めるものでございます。  契約金額は八億四千四百六十万円で、契約の相手方は諫早市永昌東町六番十号、古賀・松岡特定建設工事共同企業体、代表者株式会社古賀建設、代表取締役古賀哲郎氏でございます。契約工期は、契約の日から平成四年三月二十日まででございます。  以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 68 ◯議長(前田政喜君)[73頁]
     次に、日程第三十五請願第一号から日程第三十六請願第二号までの請願二件を一括議題といたします。  請願の趣旨につきまして紹介議員の説明を求めます。  まず、請願第一号。 69 ◯十三番(石丸五男君)[73頁]  紹介議員を代表いたしまして、この請願の趣旨について少し説明をさせていただきたいというふうに思います。  件名は、定期バス路線の開設に関する請願であります。  このことについては、請願の要旨の中にも書かれていますように、諫早市福田町菅牟田地区の小・中学生の通学並びに御手水町地区の高齢者の医療機関への通院などに両地域住民の交通の利便を図るために定期バス路線を開設してくださるようお願いいたしますというものであります。その場所につきましては地図が書かれていますけども、福田町中山を経由して菅牟田、御手水町に行き戻ってくるという路線であります。請願の趣旨でも申し上げましたように、両地区住民にとっては長くからの懸案事項でございますので、どうか議員諸氏の温かい御理解をいただきまして御採択賜りますよう心からお願い申し上げまして、紹介議員を代表しての説明にかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。 70 ◯議長(前田政喜君)[73頁]  次に、請願第二号。 71 ◯二十三番(北村 伝君)[73頁]  請願第二号について、紹介議員を代表して提案理由の説明をいたしたいと思います。  請願項目は、市道西里線交差点に信号機の設置を求める請願でありますが、請願人は西里町三十一番地、信号機設置を求める西里町民の会の会長山口信夫さんです。  この請願の要旨はここに書いてあるように、国道二百七号線から西里町への出入り口に当たる市道百七十一西里線に、交通の安全を図るための、早急に信号機設置をしてくださるよう請願がなされているものです。  理由についてはここに書いてありますので、四点ほど書いてありますので読み上げておきたいと思います。  まず第一は、市道西里線は町内の幹線道路であるが、信号機や横断歩道もなく、車の出入り、人の横断は極めて危険で困難な状況にある。西里線は、旧県道西里宿線と交わり、ともに国道に交差するが国道の車の交通が激しいため、町民の日常生活並びに交通安全に重大な影響を及ぼしている。  二点目、交差点にかかる国道は、外湾状にカーブして、見通しが悪く、ミラーによる安全確認は困難で、いつ事故が発生するか危険な状態にさらされている。現に交通事故多発地点になっている。しかも冬季早朝は、ミラーは寒気で曇り、用を足さぬ場合も多い。  三点、西里線は、国道への出入りの要所であるとともに、町民が耕作する水田地帯への交通路であり、耕運機、農耕用車両などによる横断はとりわけ危険である。農繁期などの住民のいら立ちとふんまんは著しいものがある。  四点目、子供、老人など、車の合間を見て走り抜けようとするために、しばしば転倒、けがを引き起こす事故が生じている。  以上のことから交通事故防止、安全対策に不可欠な信号機の設置方を緊急にお願いしたくて、地方自治法第百二十四条の規定により請願をするものです。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたしまして、提案理由の説明にかえたいと思います。 72 ◯議長(前田政喜君)[74頁]  ここでお諮りいたします。この際日程の順序を変更し、日程第三十三及び日程第三十四を先議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 73 ◯議長(前田政喜君)[74頁]  御異議なしと認めます。よって、この際日程の順序を変更し、日程第三十三及び日程第三十四を先議することに決しました。  日程第三十三議案第三十一号「委託契約の締結について(御館山小学校移転改築用地造成業務委託)」及び日程第三十四議案第三十二号「工事請負契約の締結について(御館山小学校移転改築建築主体工事)」の二議案を議題といたします。  これより質疑に入ります。まず、議案第三十一号「委託契約の締結について(御館山小学校移転改築用地造成業務委託)」に対する質疑に入ります。 74 ◯二十六番(江頭 学君)[74頁]  議事進行でちょっとお尋ねしますが、契約の相手方が議場におられますけども、それは問題ありませんかね。 75 ◯企画財政部長(浦山 弘君)[74頁]  相手方というのは、開発公社で申し上げますと理事長でございますが、市の方で申し上げますと久保技監でございますけども、(発言する者あり)議場におっても問題はないと思います。 76 ◯議長(前田政喜君)[74頁]  ほかになければ、これにて議案第三十一号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第三十二号「工事請負契約の締結について(御館山小学校移転改築建築主体工事)」に対する質疑に入ります。 77 ◯二十六番(江頭 学君)[74頁]  これは建築主体工事でありますけども、その他の配水工事、電気工事、その他については同時に契約しなくても十分間に合うのか、あるいはその金額が議案になる金額に満たないというふうに判断されておるのか、その点をお尋ねします。 78 ◯企画財政部長(浦山 弘君)[75頁]  管工事とそれから附帯工事につきましては、あともって入札をしたいと思いますので、今回はしておりません。そして、その議決事項には該当いたしません。  以上でございます。 79 ◯助役(徳永直喜君)[75頁]  今財政部長が答弁しましたが、少し不足するようでございますので補足いたしますが、まず事件議決の対象にならないということでございます。それから、管工事、電気工事にいたしましても、主体工事がある程度進まないと着工できませんので、新年度で入札執行する予定でございます。  以上でございます。 80 ◯議長(前田政喜君)[75頁]  ほかになければ、これにて議案第三十二号に対する質疑を終結いたします。  議案第三十一号から議案第三十二号までの二議案は、総務文教委員会に審査を付託いたします。  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は三月四日定刻から開きます。  本日は、これにて散会いたします。                 散会=午後一時五十六分 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...